NPO法人 西中国山地自然史研究会ー地域と自然の輝きを未来へー
冷涼な気候に支えられた西中国山地には、特殊な動植物が生息・生育しています。それらを育んできたのは、原生的なブナ林や八幡湿原、人が関わってきた半自然草原などです。1991年から95年にかけて旧芸北町教育委員会が実施した学術調査で学術的に貴重な発見が相次ぐ一方、大規模公共工事は着実に進み、野生動植物の生息・生育環境は徐々に減少している現状も明らかになりました。そこで、調査に携わった研究者たちからは環境保全の必要性が提起され、教育委員会を中心として、西中国山地やその里山が持っている価値や意義を伝えるための町民講座が実施されてきました。この取組を充実・発展させて生まれたのが「西中国山地自然史研究会」です。
私たちが目指すのは、環境保全・環境教育・里山文化の継承・生物の多様性などの観点から西中国山地の豊かな自然環境を保全することです。地域の方々と連携しながら里山文化を継承し、持続可能な地域社会の実現のために活動しています。
西中国山地自然史研究会では毎月、自然観察会や保全活動などを行っています。生き物や植物に興味がある方、自然を守るために何かをしたい方の参加をお待ちしております。
日程など、さらに詳しくはこちらから
スタッフ紹介
当研究会の有給スタッフは常勤4名、非常勤2名の合計6名です。私たちが働く上で、共有している価値観があります。
・身の丈であること
・前向きであること
・情報共有
・長期的な視点(子育て・教育・地域)
・自然
地域で働く喜びを感じながら、対話や連携を大切にし、日々業務に取り組んでいます。
広報・総務担当:河野弥生
経理担当:後藤禎子
芸北せどやまコモンズ事業担当:曽根田利江、八木洸也
芸北分校魅力化コーディネーター:前田奈津枝
高原の自然館事業担当:前田芙紗
これまでの実績
受け入れた量 (登録林家 47人)
2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | |
広葉樹 | 305.4 t | 454.7 t | 333.5 t |
針葉樹 | 157.6 t | 233.3 t | 131.0 t |
アカマツ | 5.0 t | 63.8 t | 18.8 t |
しいたけ用原木 | 110 本 | 0本 | 150本 |
せどやま券の発券枚数
2018年度 | 2019年度 | 2020年度 |
2,342枚(234.2万円) | 4,257枚(425.7万円) | 2,803枚(280.3万円) |
販売した量
2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | ||
薪 | 45.1 t | 43.1 t | 53.2 t | |
原木 | 広葉樹 | 197.0 t | 246.6 t | 163.6 t |
針葉樹 | 165.0 t | 66.6 t | 3.6 t | |
チップ用 | 11.7 t | 285.1 t | 279.4 t |
学校等の受け入れ
2020年度 | 4回 | 57 |
2019年度 | 15回 | 266人 |
2018年度 | 6回 | 129人 |
受賞歴
第5回地域再生大賞『優秀賞』(2015年)
主催 : 地方新聞社と共同通信社のネットワーク
http://www.47news.jp/localnews/chiikisaisei/taisho/2014/
趣旨 : 深刻化する地域の疲弊に挑む団体を、地方新聞社と共同通信社のネットワークで
取り上げ、エールを送ろうと2010年度に設けられた制度。
受賞理由: 「地域に大きな貢献をしていること」が評価された。
平成27年度ふるさとづくり大賞『団体表彰(総務大臣賞)』(2016年)
主催 : 総務省
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/c-gyousei/
趣旨 : 全国各地で、それぞれのこころをよせる地域「ふるさと」をより良くしようと
頑張る団体、個人を表彰することにより、ふるさとづくりへの情熱や想いを
高め、豊かで活力ある地域社会の構築を図ることを目的として、昭和58年度
から実施されている。
受賞理由 : 「里山の保全を地域経済循環と結びつけ、地域通貨などを通じて
可視化させている取り組みは秀逸。」「他地域でも取り組める可能性がある。」
などの評価を受けた。
平成27年度日本自然保護大賞地域の活力部門『大賞』(2016年)
主催 : 日本自然保護協会http://award.nacsj.or.jp
趣旨 : 日本全国で活躍されている自然保護と生物多様性保全に貢献する取り組みを
顕彰することを通して、自然保護と生物多様性の保全をより積極的に推し進め、
自然と人の暮らしの調和のとれた地域や社会づくりを推進することを目指して
いる。
平成31年度みどりの式典『内閣総理大臣表彰』(2019年)
主催 : 内閣府 https://www.cao.go.jp/midorisho/shikiten/index.html
趣旨 : 5月4日は「みどりの日」。「みどりの日」についての国民の造詣を深めるため
「みどりの月間(4/15〜5/14)」が設けられた。
みどりの式典ではみどりの学術賞の授与及び緑化推進運動功労者内閣総理大臣
表彰が行われる。
マスコミ取材回
2020年度 0回
2019年度 1回
2018年度 0回